N-FORME Logo Concept
未来を見据える
ロッカーの扉を開く持ち手は未来を切り拓く眼でもあり、
今までの実績を確信に変え、未来を見据えた視点を
持ち続けるという想いを込めています。
仁張 茂社長のインタビュー動画
仁張工作所のはじまり
仁張工作所の始まりは1964年10月1日。金庫メーカーで金庫の設計をしていた仁張清之介(初代社長)が仲間と一緒に、7坪の工場を借りて立ち上げました。昼間は設計、夜は他社の工場で機械を借りて加工をする、そんなスタートでした。
設計からできる仁張工作所には、創業当初からたくさんの依頼がまいこみました。
仕分けた郵便物を入れておくための区分棚や、大きな海図を保管する船舶用の大型引き出しといった、特型ロッカーや別注スチール家具・什器製造などです。
「限られたスペースに使い勝手のよい家具・什器を入れたい」という特注品のご要望にお応えするうちに、“オーダーメイド対応・一貫生産体制スタイル”ができあがりました。
時代の終わりと新たな始まり
“オーダーメイド対応・一貫生産体制スタイル”で知られるようになると、お客様はどんどん増えていきました。「オリジナル仕様」ニーズ増加をうけ、消防署の回転式防火衣ロッカーや警察署の拳銃保管庫など、本当にいろいろなものを作りました。
高いレベルでの品質保持と安定供給を目指して、1986年にはいまの土地に工場を移転。
しかし、時代も移り変わりしばらくして、受注数は伸び悩むようになりました。とどめに2007年の郵政民営化で、仁張工作所は90年代からのお得意様を失い、大ピンチをむかえます。
ピンチを逆手に!貴重品ロッカーを開発
■インターネット導入
その頃、次男の茂(のちの3代目社長)が仁張工作所に入社しました。そして売り上げが激減した中でもへこたれず、インターネット社会への移行を見越して、いち早く自社のWEBサイト制作に取りかかったのです。「WEBサイトで仁張の技術を活かした商品を販売したい」という想いから開発が始まったのが、のちに「N-FORME」となる貴重品ロッカーです。
■お客様が求めているのは
「いま、社会が求めているコトは何だろう」と考えた茂は改めてお客様の声に耳をすませてみました。するとお財布や車のカギだけ入れられたら充分!そんな「多数マスのロッカー」を、「自社のスペースに合うように」作ってほしいという声が多く寄せられていることに気づいたのです。
当時のロッカーは大きな箱物しかなく、「貴重品ロッカー」でネット検索をしても小さな箱物は出てきません。だからこそお客様の要望が多かったのです。そこに着目し「貴重品を入れるロッカーを作ろう!」と、早速製作に取りかかりました。歴史の中で培った金庫設計のノウハウ+板金加工の専門家集団である仁張の技術を集結し、ついに仁張工作所の貴重品ロッカーが誕生しました。
貴重品ロッカーが当たり前の存在になるまで
貴重品ロッカーを完成させた仁張工作所には、たくさんのご依頼やご相談がやってきました。
- 従業員さんに使ってもらう貴重品ロッカーを置きたいというスーパー。
- 工場見学に来られる方の貴重品を預かるロッカーを作りたいという会社。
- クラブハウス入口付近に貴重品ロッカーを設置したい、というゴルフ場経営者。
「こんな使い方ができるロッカーがあればいいな」と考えていた方たちが、理想のロッカーを作れる会社として仁張工作所を認めてくれた瞬間でした。
貴重品ロッカーがカタチになっても、立ち止まらないのが「板金加工の専門家集団」仁張工作所。「こうするともっと喜んでもらえそうだ」を先回りして取り入れ、ロッカーをアップグレードしていきました。
その過程で「お客様が求めていることにしっかり耳を傾け、蓄積してきた技術でそのニーズをカタチにする」。そんなお客様目線のものづくりこそ仁張工作所のあるべき姿だという想いを強くしてきたのです。
そして、いつまでも初心を忘れないように、貴重品ロッカーに「N-forme」、ニンバリ(N)のカタチ(FORME)という名前をつけました。
